くどいか?...でも言うときたい
このお方、過去の経済誌のインタビューによると、まがいもののロレックスやすぐに壊れる綿菓子の自動販売機セールス等、都合12回の転職を繰り返していたそうな。それも下積み時代の苦労話を自慢するかのごとくインタビューに答えていたそうな。だとすると...これ明らかにこの男の性分というか「商癖」でしょ。この人の感覚は昔からな〜んも変わってないってことやんね。変わったのは扱う商品が人様の一生、生命に関わる商品になったってこと。
まあこの人に限った話ではないだろうけど(~~)ほんと呆れるねえ。

この事件てどんなジャンルのどんな人々にも少なからず関連/影響する事だと思うんです。かくいうワタクシもどういうわけか今は商売人。まああくまで一隅の商店主ですが。商品はマザーシップスタジオ。要約して言えば音楽を扱う貸し不動産とでも言うべきもの。提供するサービスが人命/人生に直接に関わるものではないかもしれませんが、利益率とか半ば度外視してマザーシップでしか出来ないサービスってことに固執し誇りを持って提供しているつもりです。ぶっちゃけ儲けなんか...愚痴はやめとこう(~~;)苦

確かにサービスの質を下げていけば利益率は少なからず上がります。けどそれをやる事で失うもの....色々あるんですよ。なんせ自分が嫌になるんですねそういうの。なにを隠そう贅沢指向なんですw。でもそれは提供するサービスはもちろん、逆にこちらが対価を払うものまでもそうなんです。基本的に昔からお金ない割に安物嫌いなんです。

ヒューザーはスペックの割に値段が安いのがウリで成長を遂げて来た会社。悲しいかな、なんだかんだ御託並べても「値段」に勝るセールスポイントは無い訳で、気持ちは分かる。下げれば客は簡単に食いつきますからな(~~)。その事を小嶋社長は過去のいくつもの商いから学び、悪い癖がついちゃったわけですな。商品単価を究極的にあげた結果がマンションになったってだけで、本人的には偽物ブランド時計の商売をしていた時となんら商売感覚は変わっていないんでしょう。

市場経済で価格競争は必然です。ただコストダウン(営業努力)の手法が違法だったわけで、それは当然しかるべき裁きのもとに責任追求されるべきですが....でもね...こんな事言ったら購入者に対して不謹慎かもしれませんが...別にそういう各論でなくて...なんというか...思うにですね....

「値段」て正直だと思うんですよね。

前にも何度か同じ事ここで書いてますが、安いのにはそれなりの理由がある訳で、当然高いのにも理由がある。その理由を知った上でそういうピンキリあるモノから自分はどこを選ぶのか?どこでバランスをとるのか?それこそがセンスだと思うのです。基本的にまるっぽおいしい話なんて無いとおもうし。

そこで登場するのがいつも言ってる考え方、「アタマ」でなく「ココロ」を使うんです(もうええってか?)。簡単に言うと損得勘定以外の感性を売る際/買う際に持ちましょうという事です。そうすれば必然的に視野が広がって正しい方向に物事進みますよきっと(希望的観測)。

今日本中に蔓延しつつあるモラルハザードをなんとかするにはそういう当たり前の事をもう一回考え直すとこから始まるんじゃないかな(" )?11/29/16:23

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