ということで、本日はゴルフ練習を我慢して久しぶりの買い出し。これから暑くなるしいつもより多めに仕入れ。この買い物仕事だけはリアル店舗に直に買い出しに行きます。コレ以外の仕入れなどは、まあ個人的な買い物も含めて9割がネットショップ。我ながら恐ろしい時代だと思う。産業構造がさ、世の中のお金が数多の業種からyahooや楽天みたいな一部のネット関連事業にダ〜ッと流れ込んでいる構図なんだろうね。全体の資本バランスがIT関連に偏って行っている。
昨日ニュースでgoogleのネット図書館のことをやっていたけど、これって世も末だよね。無論ユーザーからするとこういうサービスは無いより有る方が良いのは決まってるんだけど，まあ著作権問題もそうだけど、同様にそういうクリエイティブな人達を支え共に発展しその文化を創って来た周辺産業が、その文化を理解していないいわば新参者（＝IT事業者）に単純に「ビジネスチャンス」と横やり入れられる構図だよね？。で、基本的にコンテンツがデジタル化されるということは、今や言ってしまえばイコール「タダ」ということなので、そりゃ反発するよね。行き過ぎた自由主義経済の破綻にくわえ、行き過ぎたIT社会の行く末が心配。何事もバランスだと思うんだけどな。地球環境だって食物連鎖だってそう。人間は自分達の発明したもので動物としての自己能力を鈍化させる...元来バランスのとれない欲深い生き物なんだろう。
まあユーザー視点だけではなく、その産業自体に及ぼすメリットを説く人もいるけど、それは流通／小売りレートなど既存の産業構造自体を全ての分野において一度こわして作り変えないと駄目だろうし、正論だとしても相当の痛みを前提とした考え方だと思う。だって何でもかんでもデジタル化されてしまうと商品単価1000円のものが単純に100円や10円になるんだから、仮にそのうちの純利益率が一緒だとしても売上が1/10や1/100になったらさ、モノを造り運び売って来たいわゆる中間業者は間違いなくまわらなくなるわけで。いわば産業や文化自体を支えて来た重要人物達の仕事が世の中から日々消えているわけですよ。
こう考えると結局「IT」ってデフレ以外に何を生むんだろう？って思ってしまう。要するに【IT化によるデフレ＞IT化による需要拡大】なんよね。そういったデフレの時代の昨今、業績を上げている企業は皮肉なことにほとんどが薄利多売企業。薄利多売なんてのは商品開発、流通、小売り全てを包括的に見直せる大企業じゃないと出来ない業だし、中小企業が参考にしても潰れるだけ。「みんなで回して...」って考えから「君達と僕で」っていう考え方へのシフト。グローバルスタンダードに淘汰された結果なのかどうか知らないけど，このままじゃ文化に根ざした経済活動ってものもどんどんなくなっていきそうだ(.. )これからは人口も減っていくんだから内需も減るだろうし、生き伸びるには単価を上げるプレミアム志向以外には、あとは中国やインドみたいな人口の多い途上国など、海外に売れるものを作る商品開発競争力にみたいな話になってくる...まあいづれもあんまり庶民が考えることでは無いですわなw。
まあITの利便性も享受しているのは事実だし，悲観的な話ばっかしててもなにも始まらないのだが、流石にちょっとここ数年加速度的に環境、経済etc.全てにおいて「地球が小さくなっている」現象はとても気になる。
人類最大の発明が人類絶滅の最大要因とならんことを祈る日々(=人=)
5/1/15:38
コメント
世界の高品質だが安い原料を買い叩いて、もともと肥えた日本国民の
腹を更に満たす仕事をしている限り、発展途上国の労働者を搾取することになる。
アマチュアミュージシャンの道義に反すが、家族を食わせるためには働かざるを得ません。
頑張ってパパ〜w。