モノ作りの国

2005年11月27日
モノ作りの国
日本は天然資源が乏しい。故に独創的なアイデアと技術力を武器に国際社会で認められ先進国になった国。それに誇りを持ち勤勉に働く事で経済大国になった国。そんなモノ作りの国の威信が崩れるような昨今の違法建築のニュース。いくら商売だからといって金にプライドを売り過ぎ。安けりゃ良いってモノじゃない...んなことは重々わかってるだろう。でもねえ、作る側も買う側もその事を「アタマ」では分かってても「ココロ」で分かってないんだよ。まあこの件に関しては買った人を責める事は出来ないけど、本当にかわいそうだよね。連日の報道で、供給側(建設会社、建築士、検査機関etc.)の責任の擦り付け合いを見ると反吐が出るね(~~)もっと地道にまじめに自分の足元見て自分の手を見つめて、アタマとココロ使ってモノ作ってよ。

市場経済において手軽にスピーディーに物や金を手に入れるのは勝ち組と称され、確かにそれは一つの評価される才能/業績ではあるが、モノを作る行為(特に良いものを作る事)ってのはジャンルを問わず大量の時間を要する事だし、人間の本質的な部分に関わる尊い事だと思う。だから経済活動においても、そういったものに対するある一程度の理解(尊敬の念というか...)を持った上で行われるべきだと思う。どうも勝ち組と称されるアタマの良い方々が「仕事」というのを大義名分に「ココロ」の伴わない商品/サービスをテキトーに供給し、営利をむさぼる呈が目につくような気がする。

「志し=誇り」が感じ取れるモノを営業努力によって出来るだけ低く提供されるのが値段。ココロのないものが安く売られていてもそれは安易な必然。そんなものは値段が安いのではなく「魂」が安いだけ。

そんなニュースも悲しいが、昨今よくある「通り魔殺人」なんてのはもっと悲しい。一番愚かで虚しい行為。さらに反吐が出る。モノを作り出す事が出来る人間がその人間を消すんだからね。

久しぶりに日記書いたと思ったら世の中の愚痴ばっかだな(--;)>反省。11/27/23:30

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